妊婦の水疱瘡はやはり要注意です。妊娠中に水疱瘡の原因である水痘ウイルスに感染すると、まれに胎児に影響することがあるからです。
ではどのような影響が考えられるのでしょう。それは、妊娠の時期によって、異なるものです。
たとえば、妊娠20週以前に水疱瘡に感染すると、先天性水痘症候群として、赤ちゃんの2%程度に低体重、四肢の形成不全、皮膚、脳炎、小頭症等の異常が出る場合があるのです。
妊娠初期全般にわたって水疱瘡にかかると、新生児の脳、四肢に障害が出ることもあります。
また、妊娠の全期間を通じて妊娠中に水疱瘡に感染した場合、流産や早産につながる可能性が高くなるのです。
水疱瘡は感染力が大変強いですので、妊婦は十分気をつける必要があります。これから赤ちゃんをと考えている女性は、必ず妊娠する前に水疱瘡を含め、まだ抗体のない病気のワクチンを受けておくべきです。ご自分が水疱瘡にかかったことがあたのかどうか、忘れてしまった場合にも、保健所では水疱瘡の抗体検査をしてくれますので、必ず申し出ることをお勧めします。赤ちゃんがおなかにできてからでは遅いですよね。親になる前だからこそ、元気な新生児を生んであげる準備をすることが親としてするべき最初の仕事なのですから。

